北朝鮮の気候

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北朝鮮の気候

朝鮮は北温帯のアジア大陸東海岸季節風気候に属している。大陸性の気候の影響をより多く受けるため、寒暑共に概ね苛烈で、春秋の期間は短く、また昼夜の気温差は大きい。年平均気温は南部で13度C~14度C、北方に行くに従って低く、中部地方の元山では、10.3度C、北端の雄基では6.3度Cである。

気温

半島の年平均気温を日本と比較すると、南部では大体北陸・奥羽南部及び関東北部に相当し、中部では奥羽地方に、また北部は北海道に似ている。蓋馬高原地方は樺太南部に相当する。

降水量

朝鮮の降水量はおおよそ500mm乃至1,500mmであって南部に多く、北に行くに従って少なくなる。年平均降水量は1,120mmで、世界陸地の平均降水量800mmに比べて多い方である。

年総日照時間は2,280~2,680時間で、同緯度上の世界の他の地域に比べ、やや多い。夏の雨季にも月中日照時間は200時間を越える。とくに秋は日照時間が長い。

気候の特徴

北朝鮮の気候は典型的な季節風気候で、乾季と雨季の区別がはっきりしているのが特徴である。季節によって気流が入れ替わり、気候条件が大きく変化する。冬は大陸から乾操した冷たい北または北西の季節風が吹き、乾いた寒冷な晴天がつづく。反面、夏は主として海からの湿気を帯びた暖かい南または南東の季節風が吹き、雨季は夏に季節風の影響により6月に始まって8月に終わり、この期間に年間総降水量の約半分が集中している。雨が多く、湿度が高い。春と秋は大陸と海の影響が交差して風向きが一定せず、比較的暖かい晴天がつづき、降水量は減少する。

北朝鮮の気候はまた、国土の大きさに比べて地域的差が著しい。韓国と接する38度線の温暖な地域から南樺太に至る北部高山地帯の亜寒帯まで、異なる気候条件のため、気候現象は地域によって大きく異なる。それは、朝鮮が太陽幅射の緯度的差がもっとも著しい中緯度上に北から南に長く伸びており、地形が複雑なためである。

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