北朝鮮はガソリン不足のため車の運行を制限

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ガソリン不足で自動車の運行制限

北朝鮮は慢性的なガソリン不足によって、全ての自動車の運行回数を厳格に制限しており、車一台あたり一ヵ月に使用できる給油量も統制している。1980年から社会安全省で発給した「週末車両通行証」を持たない、共用もしくは個人所有車については、土曜日と日曜日に運行を禁止させている他、1980年代後半からは「夜間車両通行証」制度を実施して、毎日午後8時から翌朝7時までの11時間、車両運行を制限しており、違反車には20日間の運行禁止と罰金を賦課している。

政府や軍の高位幹部も歩いて出勤

また、1990年代に入ると平壌はもちろん、各市・道別で週に1日、平日の車両運行禁止日を追加指定・施行しており、党・政府・軍の高位幹部も車両運行禁止日には歩いて職場へ出かけなければならない。

一方、党・内閣等の機関と工場・企業所所属の共用車は、一ヵ月あたり100リットルのガソリンを給油できるチケットの発給を受けて、指定されたガソリンスタンドで給油しているが、供給されるガソリンの量が非常に少ないため、発給されたチケットを全て使用できない。

ガソリン不足の経済影響

このように自動車の運行を強力に統制している上、交通機関すら不足している都市部住民(平壌を含む)は、車が来るまで長い間待たされた後、混雑する満員のバス車内で苦しまなければならない。農村地域ではバスなどの大衆交通が運行を中断して貨物車や牛車を利用するなどの不便を経験しているが、貨物車の運行も円滑ではなく、産業物流輸送を中断させるなど、経済再生の足かせとなっている。

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